正答2
解説
正解は2です。
自律神経に作用する薬の特徴を問う問題です。
交感神経を刺激する薬と、副交感神経を抑える薬・強める薬を区別して考えます。
【選択肢別解説】
1:× アドレナリンが急性心不全に使用されないとはいえません。
心拍出量を高める作用があり、心停止やショックを伴う重症例などで使われます。
アナフィラキシーショックでは第一選択の薬です。
2:○ ドパミンは低用量では腎臓の血管を広げます。
そのため腎血流量が増え、尿量も増加します。
中等量以上では心収縮力を強め、昇圧薬としても使われます。
3:× ネオスチグミンは麻酔の前投薬には使いません。
コリンエステラーゼ阻害薬で、手術後に筋弛緩薬の作用を打ち消す目的などで使います。
前投薬として唾液や気道分泌を抑えるのはアトロピンです。
4:× アトロピンは瞳孔を収縮ではなく散大させます。
副交感神経の働きを遮断する抗コリン薬で、散瞳を起こします。
そのため緑内障の患者には原則として禁忌です。
【ポイント】
アトロピンは散瞳・口渇・頻脈、ネオスチグミンはその逆の作用を示します。
低用量ドパミンは腎血流を増やすと覚えます。