正答3
解説
正解は3です。
腎・泌尿器系の代表的な腫瘍について、好発年齢・症状・治療の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ウィルムス腫瘍(腎芽腫)は小児の腎腫瘍の代表です。
多くは5歳以下の乳幼児に発症し、腹部の腫瘤で気づかれます。
40歳以上に多いのではありません。
2:× 膀胱腫瘍の典型的な症状は、痛みを伴わない肉眼的血尿(無症候性血尿)です。
排尿時痛を伴う血尿は、膀胱炎などの炎症を考える所見です。
3:○ 前立腺がんは、尿道から離れた辺縁域(外腺)に発生しやすい腫瘍です。
そのため早期には症状が乏しく、進行して尿道を圧迫・浸潤してから排尿障害が出現します。
早期発見には血液検査の前立腺特異抗原(PSA)が用いられます。
4:× 腎細胞がんの治療は手術が基本ですが、術式は腫瘍の大きさや病期で選びます。
小さな腫瘍では腎機能を温存する腎部分切除術が選ばれます。
大きさにかかわらず腎摘出術を行うわけではありません。
【ポイント】
膀胱がんは「無症候性血尿」、前立腺がんは「早期は無症状でPSAで発見」、ウィルムス腫瘍は「乳幼児の腹部腫瘤」と整理しましょう。