正答4
解説
正解は4です。
妊娠後期の妊婦に適した体位と、仰臥位低血圧症候群の予防を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ファーラー位は、上半身を約45度起こした半座位です。
呼吸は楽になりますが、大きな子宮で腹部が圧迫され、臀部にも体重が集中します。
妊娠後期に最も安楽な体位とはいえません。
2:× 妊娠後期に仰臥位をとると、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫します。
心臓に戻る血液が減って血圧が下がり、仰臥位低血圧症候群を起こします。
3:× 砕石位は、仰向けで両下肢を挙上し開脚する体位で、内診や分娩時の処置に用います。
安楽な体位ではなく、仰臥位と同じく下大静脈の圧迫も起こります。
4:○ シムス位は、側臥位から上側の下肢を曲げて前に出し、やや腹臥位に近づけた体位です。
子宮による下大静脈の圧迫を避けられ、腹部の重みも分散できるため、妊娠後期の安楽な体位として勧められます。
【ポイント】
妊娠後期は「仰臥位を避け、シムス位(主に左側を下にした側臥位)をとる」と覚えます。
仰臥位低血圧症候群が起きたら、すぐに左側臥位にします。