喉頭がんについて、正しい組合せを一つ選べ。
a 治療には手術療法、放射線療法及び化学療法がある。
b 女性に多い。
c 主な症状は喘鳴である。
d 喉頭全摘術後は、人工喉頭発声法や食道発声法の習得が必要となる。
正答2
解説
正解は2です。
喉頭がんの疫学・症状・治療、喉頭全摘後の発声法を問う問題です。
【記述別解説】
a:○ 正しい記述です。
喉頭がんは、病期に応じて手術療法、放射線療法、化学療法を単独または組み合わせて治療します。
早期では、声を残せる放射線療法や喉頭部分切除術が選ばれます。
b:× 誤った記述です。
喉頭がんは女性ではなく男性に圧倒的に多いがんです。
喫煙と飲酒が主な危険因子です。
c:× 誤った記述です。
主な症状は喘鳴ではなく嗄声(声のかすれ)です。
最も多い声門がんは声帯にできるため、早い時期から嗄声が現れます。
喘鳴は、腫瘍が大きくなり気道が狭くなった進行期の症状です。
d:○ 正しい記述です。
喉頭全摘術では声帯ごと喉頭を摘出するため、声を失います。
代わりに、電気式人工喉頭を使う方法や、食道に空気を取り込んで発声する食道発声法を習得します。
【選択肢別解説】
1:× aは正しいですが、bは誤りです。
2:○ aとdはどちらも正しい記述なので、正しい組合せです。
3:× bとcはどちらも誤りです。
4:× dは正しいですが、cは誤りです。
【ポイント】
喉頭がんは「高齢の男性・喫煙者・嗄声」が典型像です。
喉頭全摘後は永久気管孔となり、鼻や口から呼吸できなくなる点もあわせて覚えましょう。