成人のネフローゼ症候群の診断基準について、正しい組合せを一つ選べ。
a 1日の尿タンパク排出量が3.5g以上持続する。
b 血清アルブミン値は6.0g/㎗以下である。
c 血清総タンパク量は3.0g/㎗以下である。
d 血漿膠質浸透圧の低下により浮腫をきたす。
正答2
解説
正解は2です。
成人のネフローゼ症候群の診断基準を問う問題です。
【記述別解説】
a:○ 1日の尿タンパク排出量が3.5g以上持続することは、診断の必須条件です。
b:× 診断の必須条件は、血清アルブミン値が3.0g/dL以下であることです。
6.0g/dL以下ではありません。
c:× 血清総タンパク量は6.0g/dL以下が基準で、アルブミンの代わりに用いられることがあります。
3.0g/dL以下ではありません。
bとcは数値が入れ替わっています。
d:○ 血清アルブミンが減ると血漿膠質浸透圧が低下し、水分が血管外へ移動して浮腫をきたします。
浮腫も診断基準の項目の一つです。
【選択肢別解説】
1:× bが誤りです。
2:○ aとdはどちらも正しい記述です。
3:× bとcが誤りです。
4:× cが誤りです。
【ポイント】
成人ネフローゼ症候群の診断では、高度のタンパク尿と低アルブミン血症の2つが必須条件です。
浮腫や脂質異常症(高LDLコレステロール血症)は、必須ではない参考項目として扱われます。