正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
腎がん・膀胱がん・尿管結石に対する標準的な治療法を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
膀胱を全摘出すると、尿をためて排出する器官がなくなります。
そのため回腸導管、尿管皮膚瘻、代用膀胱などの尿路変向術を同時に行います。
2:× 正しい記述です。
筋層非浸潤性膀胱がんは、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)で切除します。
膀胱内に再発しやすいため、予防としてBCG(弱毒化したウシ型結核菌)や抗がん薬を膀胱内に注入します。
3:○ 誤った記述です。
腎がんは大きさや進行度によって術式を選びます。
小さな腎がん(おおむね4cm以下)では、腎機能を残すため腎部分切除術が推奨されます。
「大きさに関わらず腎摘出術」ではありません。
4:× 正しい記述です。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は、体の外から衝撃波を当てて結石を砕く方法です。
経尿道的尿管砕石術(TUL)は、尿道から内視鏡を入れてレーザーなどで結石を砕く方法です。
【ポイント】
腎がんは、小さいものでは部分切除で腎機能を温存するのが基本です。
膀胱がんは筋層浸潤の有無で治療が分かれます。
非浸潤性はTURBTと膀胱内注入療法、浸潤性は膀胱全摘と尿路変向術が基本です。