正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
妊娠・分娩・産褥期の代表的な異常と、それぞれで注意すべき合併症を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
常位胎盤早期剝離では胎盤の剝がれた部分から子宮内に大量に出血し、凝固因子が消費されて播種性血管内凝固症候群(DIC)を起こしやすくなります。
出血性ショックにも注意が必要です。
2:× 正しい記述です。
妊娠高血圧症候群が重症化すると、けいれん発作(子癇)を起こすことがあります。
光や音の刺激を避けた安静な環境を整え、頭痛・眼華閃発(目の前がちかちかする)などの前駆症状を観察します。
3:× 正しい記述です。
胎盤が娩出された後は、子宮筋が収縮して血管が圧迫されることで止血されます。
子宮収縮が不良な場合は、大量出血(弛緩出血)を起こすため注意します。
4:○ 誤った記述です。
子宮復古不全がみられても、授乳は中止しません。
乳頭を吸われる刺激でオキシトシンが分泌され、子宮の収縮を促すため、授乳は子宮復古を助けます。
正しくは授乳を続け、子宮収縮薬の使用や子宮底の観察を行います。
【ポイント】
授乳はオキシトシンの分泌を介して子宮の収縮を促し、子宮復古を助けます。
産褥期は、子宮底の高さと硬さ、悪露の量と色を観察して子宮復古を評価します。