正答4
解説
正解は4です。
排尿障害の用語(尿失禁の種類・神経因性膀胱・尿量の異常)の定義を問う問題です。
尿失禁は、漏れ方と原因によって切迫性・腹圧性・溢流性・機能性などに分けられます。
【選択肢別解説】
1:× これは溢流性尿失禁の説明です。
前立腺肥大症などの下部尿路閉塞で膀胱に尿がたまりきり、あふれて少しずつ漏れる状態を溢流性尿失禁といいます。
切迫性尿失禁は、急に強い尿意が起こり、トイレまで間に合わずに漏れる状態です。
2:× 神経因性膀胱は、精神的な要因ではなく神経の障害によって起こります。
脳血管障害・脊髄損傷・糖尿病性神経障害などで、膀胱や尿道括約筋を支配する神経が障害され、蓄尿や排尿がうまくできなくなります。
3:× これは切迫性尿失禁の説明です。
腹圧性尿失禁は、咳・くしゃみ・重い物を持つときなど、腹圧が上がった瞬間に尿が漏れる状態です。
骨盤底筋群の緩みが原因で、経産婦や高齢女性に多くみられます。
4:○ 乏尿は、1日の尿量が400mL以下に減少した状態と定義されます。
さらに1日100mL以下に減少した状態は無尿といいます。
腎不全や脱水、ショックなどでみられ、尿量の観察が重要です。
【ポイント】
溢流性は「あふれる」、切迫性は「間に合わない」、腹圧性は「力むと漏れる」と覚えましょう。
尿量は、乏尿400mL以下・無尿100mL以下・多尿2,500〜3,000mL以上が目安です。