正答3
解説
正解は3です。
疾患ごとに、どの栄養素を制限する食事療法が基本となるかを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 慢性腎臓病では食塩制限が基本です。
高血圧や浮腫を抑えて腎臓の負担を減らすため、病期に応じてタンパク質制限も加えます。
2:× うっ血性心不全では食塩と水分の制限が中心です。
あわせて肥満を是正し心臓の負担を減らすため、エネルギー制限も行われます。
3:○ 胃・十二指腸潰瘍ではタンパク質を制限しません。
潰瘍の治癒には組織の修復が必要なので、良質のタンパク質を十分にとります。
胃酸の分泌を促す刺激物やアルコールなどを控えるのが基本です。
4:× 膵炎では脂肪制限が基本です。
脂肪は膵液の分泌を強く促し、膵臓に負担をかけるためです。
【ポイント】
タンパク質制限が必要なのは、慢性腎臓病や肝性脳症など窒素代謝物がたまる病態です。
潰瘍の治癒にはタンパク質が必要という逆の発想で整理しましょう。