豪雨による河川の氾濫のため A 市 B 地区の 3 分の 1 の住民が被災し、被災直後に市の災害対策本部が設置された。
被災当日の A 市の保健師の対応で優先度が高いのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
豪雨による河川の氾濫が起きた当日に、市の保健師が優先すべき対応を問う問題です。
被災当日(超急性期)は、住民の生命と安全の確保が最優先です。
自力で避難することが難しい人の安否を確かめ、必要な救助や避難につなげることが求められます。
【選択肢別解説】
1:× ボランティアの調整は、主に社会福祉協議会が設置する災害ボランティアセンターが担います。
受け入れが本格化するのは被災当日ではなく、その後の時期です。
2:× 家屋の消毒方法の指導は、水が引いて片付けが始まる時期に行う対応です。
被災当日に優先するものではありません。
3:○ 避難行動要支援者の安否確認が最優先です。
高齢者や障害者など自力での避難が難しい人は、生命の危険が高いためです。
市町村は避難行動要支援者名簿を作成しており、これを活用して確認します。
4:× 全戸訪問による健康調査は、状況が落ち着いた時期に健康課題を把握するための活動です。
被災当日に行うものではありません。
5:× 避難所でのコミュニティづくりは、避難生活が長期化する時期に必要となる支援です。
被災当日の優先事項ではありません。
【ポイント】
災害時の保健活動は、超急性期は救命と安否確認、急性期以降は避難所の健康管理や感染症予防、中長期は生活再建やこころのケアへと移ります。
時期ごとの優先事項を整理しておきましょう。