住民から「最近、近所に引っ越してきた家族の 3 歳ぐらいの男の子が、毎日、昼ころから暗くなるまで 1 人で走り回っている。子どもを叱責する声と子どもの泣き声が何度も家の中から聞こえて気になる」と市の保健福祉センターに通告があった。
この通告について規定している法律はどれか。
正答2
解説
正解は2です。
住民からの通告の内容は、3歳くらいの子どもが日中ずっと1人で外にいることや、家の中から叱責と泣き声が聞こえることです。
ネグレクトや身体的・心理的虐待が疑われる状況であり、児童虐待の通告にあたります。
【選択肢別解説】
1:× 母子保健法は、妊娠届出、母子健康手帳、乳幼児健康診査などの母子保健施策を定めた法律です。
虐待の通告については規定していません。
2:○ 児童虐待防止法第6条は、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者に、市町村や児童相談所などへの通告を義務づけています。
虐待の確証がなくても、疑いの段階で通告することが求められています。
3:× 精神保健福祉法は、精神障害者の医療や保護、福祉を定めた法律です。
子どもの虐待の通告は規定していません。
4:× DV防止法は、配偶者からの暴力の防止と被害者の保護を定めた法律です。
本問は子どもへの虐待の疑いについての通告であり、該当しません。
【ポイント】
児童虐待の通告先は、市町村、都道府県の設置する福祉事務所、児童相談所です。
通告は守秘義務に優先し、通告した人の情報は守られます。