人口約 10 万人の A 市で慢性腎臓病の予防に関する施策の策定をすることになった。
その基礎資料を作成するために、ある一時点での慢性腎臓病の有無と高血圧の有無の関連を検討することにした。
対象者 1,000 人を選び出し、高血圧の有無と慢性腎臓病の有無を調査した結果を以下に示す。
慢性腎臓病(人)あり 慢性腎臓病(人)なし
高血圧(人)あり 100 200
高血圧(人)なし 100 600
高血圧「あり」の高血圧「なし」に対する慢性腎臓病「あり」のオッズ比を求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第 2 位を四捨五入すること。
正答3.0
解説
正解は3.0です。
オッズ比は、ある事象が起こる見込み(オッズ)を2群で比べた比です。
高血圧「あり」群と「なし」群で、慢性腎臓病「あり」のオッズを比較します。
【計算】
高血圧ありの群では、慢性腎臓病ありが100人、なしが200人です。
高血圧なしの群では、慢性腎臓病ありが100人、なしが600人です。
高血圧ありの群のオッズは、100 ÷ 200 = 0.5 です。
高血圧なしの群のオッズは、100 ÷ 600 = 0.1666… です。
オッズ比は、0.5 ÷ 0.1666… = 3.0 です。
同じ値は、(100 × 600)÷(200 × 100)= 60,000 ÷ 20,000 = 3.0 でも求められます。
小数点以下第2位を四捨五入すると、答えは3.0です。
【ポイント】
オッズ比が1より大きいと、要因(高血圧)と疾病(慢性腎臓病)に正の関連があることを示します。
2×2表では「たすき掛けの比(ad÷bc)」で計算できると覚えておきましょう。