住民から「最近、近所に引っ越してきた家族の 3 歳ぐらいの男の子が、毎日、昼ころから暗くなるまで 1 人で走り回っている。子どもを叱責する声と子どもの泣き声が何度も家の中から聞こえて気になる」と市の保健福祉センターに通告があった。
市の住民基本台帳から、家族は父親(24 歳、会社員)、母親(20 歳、無職)と A ちゃん( 3 歳 3 か月、男児)の 3 人暮らしで、 1 か月前に転入していたことを把握した。
市の保健師の対応で優先度が高いのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
A ちゃんは3歳3か月で、毎日1人で外を走り回り、家の中からは叱責と泣き声が聞こえています。
ネグレクトや身体的虐待が疑われ、若い両親で転入から1か月と地域とのつながりも少ない家庭です。
虐待の通告を受けたときは、速やかに子どもの安全を直接確認することが最優先です。
【選択肢別解説】
1:× 育児サークルの紹介は、育児支援として役立つ場合があります。
しかし虐待が疑われる状況で、子どもの安全を確認する前に行う対応ではありません。
2:× 児童委員への問い合わせは情報収集の一つの方法です。
しかし転入して1か月の家庭なので情報は少ないと考えられ、安全確認を遅らせることになります。
3:○ 児童相談所の職員と一緒に家庭訪問をすると、子どもの安全を直接確認できます。
専門的な判断や、必要時の一時保護などの対応にもすぐにつなげられます。
4:× 3歳児健康診査の受診勧奨では、すぐに子どもの安全を確認できません。
受診するかどうかも家庭に委ねられるため、虐待が疑われる状況での優先度は低いです。
【ポイント】
児童虐待の通告を受けたら、原則として48時間以内に子どもを直接目で見て安全を確認します。
緊急性の判断が必要な事例では、市町村と児童相談所が連携して対応します。