正答4
解説
正解は4です。
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC:Public Health Emergency of International Concern)」は、国際保健規則(IHR)に基づいてWHO事務局長が宣言するものです。
国境を越えて急速に広がり、国際的な協調対応が必要な事態が対象です。
【選択肢別解説】
1:× 結核はPHEICとして宣言されたことはありません。
結核は世界の主要な死因の一つですが、長年にわたって続く慢性的な課題であり、急な国際的拡大を対象とするPHEICとは性質が異なります。
2:× マラリアもPHEICとして宣言されたことはありません。
熱帯・亜熱帯地域に常在する感染症であり、継続的な対策の対象とされています。
3:× HIV感染症もPHEICとして宣言されたことはありません。
現行の国際保健規則が施行された2007年より前から世界に広がっており、長期的な対策で取り組まれています。
4:○ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2020年1月にWHOがPHEICを宣言しました。
2023年5月に宣言は終了しています。
【ポイント】
PHEICはこれまでに、新型インフルエンザ(2009年)、ポリオ、エボラ出血熱、ジカウイルス感染症、COVID-19、エムポックスなどで宣言されています。
結核・マラリア・HIVは「三大感染症」としてまとめて覚えておくと、選択肢を見分けやすくなります。