人口5万人のA市のB地区では3年前から丘陵地を切り開いた宅地開発が行われており、ここ数年で人口が急増している。
宅地開発は2年後に完成する予定であり、戸建て住宅や集合住宅が今後も増えていく見込みである。
B地区の中心部には地区公民館があり、高齢者の集いや自治会の会合などが開かれている。
令和3年度(2021年度)からB地区を担当する保健師は、地区活動計画の立案のためにB地区の地域診断を行うことにした。
令和元年(2019年)の人口構成について調べた結果を表に示す。
A 市 うち B 地区
人口 50,000 人 6,000 人
0〜14 歳 4,000 人 1,100 人
15〜64 歳 31,000 人 4,100 人
65 歳以上 15,000 人 800 人
世帯数 33,000 世帯 3,000 世帯
単独世帯 9,900 世帯 600 世帯
核家族世帯 19,800 世帯 1,500 世帯
3 世代世帯 1,980 世帯 600 世帯
出生数 350 人 80 人
死亡数 550 人 50 人
B 地区の人口構成に対する保健師のアセスメントとして正しいのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
表の実数から各指標の割合を計算し、A市全体や全国と比較してB地区の特徴をアセスメントする問題です。
令和元年の全国の年少人口割合は約12%、65歳以上人口割合は約28%です。
【選択肢別解説】
1:× B地区の死亡率は50÷6,000×1,000=約8.3(人口千対)で、A市全体の550÷50,000×1,000=11より低いです。
2:× B地区の単独世帯割合は600÷3,000=20%で、A市全体の9,900÷33,000=30%より低いです。
3:× B地区の年少人口割合は1,100÷6,000=約18.3%で、全国の約12%より高いです。
4:○ B地区の3世代世帯の割合は600÷3,000=20%で、A市全体の1,980÷33,000=6%より大幅に高くなっています。
5:× B地区の65歳以上人口割合は800÷6,000=約13.3%で、全国の約28%より大幅に低いです。
【ポイント】
B地区は宅地開発により、年少人口が多く高齢化率が低い、若い世代の多い地区であることがわかります。
割合で比較するときは、分母を何にするかを確認しながら計算しましょう。