人口3万人の町の保健師は地区によって高脂血症の罹患率が大きく異なっていることに気付いた。
罹患率に関連する要因について仮説を立てて検証するために行う調査方法で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
地区によって罹患率が異なる要因について、仮説を立てて検証するには、多数の住民から数量的なデータを集めて統計的に比較する方法が必要です。
人口3万人の町全体を対象とするため、量的研究の手法が適しています。
【選択肢別解説】
1:× フォーカス・グループインタビューは、少人数の集団で話し合ってもらい意見や認識を探る質的な方法です。
仮説を生み出すのには役立ちますが、検証には向きません。
2:× 半構造化面接法は、あらかじめ大まかな質問を決めて個別に聞き取る質的な方法です。
少数の対象者から深い情報を得るのに適し、仮説の検証には向きません。
3:○ 質問紙調査は、多数の住民から生活習慣などの情報を同じ形式で集め、地区ごとに統計的に比較できます。
罹患率と関連要因の仮説を数量的に検証するのに適しています。
4:× 事例分析は、少数の事例を詳しく分析して特徴や課題を明らかにする方法です。
集団の罹患率に関連する要因を検証する方法ではありません。
【ポイント】
「仮説の生成」には面接やフォーカス・グループなどの質的方法、「仮説の検証」には質問紙調査などの量的方法が適しています。