正答2
解説
正解は2です。
急性腎不全(急性腎障害)は、腎機能が数時間から数日のうちに急に低下する状態です。
尿量が減り、老廃物や水分、酸が体内にたまるため、全身にさまざまな症状が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 関節痛は、急性腎不全に特徴的な症状ではありません。
痛風や関節リウマチなどでみられる症状です。
2:○ 腎臓から酸を排泄できなくなると代謝性アシドーシスになり、それを補うために呼吸が速く深くなります。
体内の水分が過剰になって肺水腫が起こることも、頻呼吸の原因になります。
3:× 尿毒素がたまると、食欲不振や吐き気が現れます。
食欲が増すことはありません。
4:× 視力低下は、急性腎不全に特徴的な症状ではありません。
糖尿病網膜症や高血圧性網膜症などでみられます。
5:× 足のむずむず感(むずむず脚症候群)は、慢性腎臓病の患者、特に透析を受けている患者に多くみられる症状です。
急性腎不全の典型的な症状ではありません。
【ポイント】
急性腎不全では、乏尿、浮腫、高カリウム血症、代謝性アシドーシス、尿毒症の症状に注意します。
高カリウム血症は致死的な不整脈を起こすため、心電図の変化を観察します。