正答3
解説
正解は3です。
大動脈の壁は、内側から内膜・中膜・外膜の3層からなります。
大動脈解離では、内膜に亀裂(エントリー)ができ、そこから血液が流れ込んで中膜が2層に裂けます。
【選択肢別解説】
1:× 偽腔は外膜には形成されません。
外膜は大動脈の最も外側の層で、偽腔の外壁となる部分です。
2:× 外膜と中膜の間ではありません。
解離は層と層の境目ではなく、中膜の内部で起こります。
3:○ 偽腔は中膜の内部に形成されます。
中膜が裂けて内側と外側の2層に分かれ、その間に血液が流れ込んで偽腔となります。
偽腔の外側の壁は薄くなるため、破裂の危険があります。
4:× 中膜と内膜の間ではありません。
解離は中膜の層の中で起こります。
5:× 内膜には亀裂が生じますが、偽腔が形成されるのは内膜ではありません。
【ポイント】
大動脈解離は、突然の激しい胸背部痛が特徴で、痛みが移動することもあります。
上行大動脈に解離が及ぶスタンフォードA型は、緊急手術の適応です。