正答1
解説
正解は1です。
医療安全管理者は、病院全体の医療安全を推進する役割をもつ職員です。
医療事故は個人の注意不足だけでなく、業務の仕組みの問題から起こるという考え方に立って、再発防止に取り組みます。
【選択肢別解説】
1:○ 与薬の指示から準備、確認、実施までの業務の流れを見直すと、誤りが起こりやすい手順を見つけて改善できます。
仕組みを改善することは、組織全体で事故を防ぐ有効な対策です。
2:× 個人の責任を追及すると、職員が事故を報告しにくくなります。
報告が減ると原因の分析ができず、再発防止につながりません。
3:× 病棟ごとに異なるマニュアルがあると、異動や応援のときに手順の違いから誤りが起こります。
マニュアルは病院全体で統一します。
4:× 患者の個人情報を院内で広く共有することは、個人情報の保護に反します。
事故の分析と再発防止に患者の個人情報は必要ありません。
【ポイント】
人は誰でも誤りを起こすという前提で、誤りが起こりにくく、起きても被害が広がらない仕組みをつくります。
インシデントの報告を集めて分析し、組織で改善策を共有することが医療安全の基本です。