正答2
解説
正解は2です。
複数の患者から同時に呼ばれたときの訪室の優先順位を問う問題です。
生命や重大な合併症に直結し、時間とともに悪化する状況を最も優先します。
【選択肢別解説】
1:× 胃腸炎の嘔吐は予測された症状で、母親がそばで抱っこしています。
吐物の処理や観察は必要ですが、最優先ではありません。
2:○ 化学療法中の刺入部の腫れは、抗がん薬の血管外漏出の可能性があります。
漏出が続くと皮膚や組織の壊死を起こすため、直ちに投与を止めて対応する必要があります。
3:× 抗菌薬の点滴が予定どおり終了しただけで、急な危険はありません。
早めに対応しますが、優先度は低くなります。
4:× ヘパリンロック中で薬液は流れておらず、出血もありません。
抜けた部位の止血を確認しますが、急を要する状況ではありません。
【ポイント】
抗がん薬の血管外漏出では、投与を中止し、針を抜く前に可能な範囲で薬液を吸引して医師に報告します。
漏出時の対応は薬剤ごとに異なるため、施設の手順を確認しておきます。