A ちゃん( 6 歳、女児)は食物アレルギーがある食品を誤食し、 5 分後に全身の蕁麻疹と嘔気が出現した。
その後 2 回嘔吐し、喘鳴を伴う咳嗽が出現した。
最初に行う処置で適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
Aちゃんは6歳で、食物アレルギーの原因食品を誤食し、5分後に全身の蕁麻疹と嘔気が出ました。
その後、2回の嘔吐と喘鳴を伴う咳嗽が現れています。
皮膚・消化器・呼吸器の複数の臓器に急速に症状が出ており、アナフィラキシーと判断されます。
【選択肢別解説】
1:× 胃洗浄は誤嚥の危険があり、アナフィラキシーの治療としては行いません。
原因食品を取り除いても、進行中の全身反応は止まりません。
2:× 静脈路の確保は輸液などに必要な処置です。
ただし最初に行うのはアドレナリンの投与で、その後に確保します。
3:× 抗ヒスタミン薬は皮膚症状を和らげますが、効果が出るまで時間がかかります。
呼吸器症状を改善する力はなく、第一選択ではありません。
4:○ アドレナリンは気管支を広げ、血圧を上げ、浮腫を抑えます。
アナフィラキシーでは、ただちに大腿前外側部へ筋肉内注射します。
5:× 副腎皮質ステロイドは効果が出るまでに数時間かかり、遅れて起こる反応の予防が目的です。
最初に行う処置ではありません。
【ポイント】
アナフィラキシーを起こす可能性が高い子どもには、アドレナリン自己注射薬(エピペン)が処方されます。
症状がある場合は、仰臥位で下肢を挙上し、呼吸が苦しければ上体を起こします。