正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
内臓脂肪は腹腔内の腸間膜などにたまる脂肪で、メタボリックシンドロームの診断の中心となる指標です。
内臓脂肪の量を直接測るのが腹部 CT、簡便に推定するのが腹囲〈ウエスト周囲長〉です。
【選択肢別解説】
1:× 身長は体格の大きさを示すだけで、脂肪の量や分布は分かりません。
体格指数〈BMI〉の計算には使いますが、内臓脂肪の推定には用いません。
2:× 体重は脂肪・筋肉・骨・水分を合わせた重さです。
脂肪が体のどこについているかは分からないため、内臓脂肪の推定には用いません。
3:○ 臍の高さの腹部 CT 画像から、内臓脂肪面積を直接測定できます。
内臓脂肪面積 100 cm² 以上が内臓脂肪蓄積の基準です。
4:○ 腹囲は臍の高さで測定します。
内臓脂肪面積 100 cm² に相当する値として、男性 85 cm 以上、女性 90 cm 以上が基準とされ、簡便な推定法として用いられます。
5:× 血中トリグリセライド値は脂質代謝の状態を示す検査値です。
内臓脂肪の蓄積で上がることはありますが、蓄積量を推定する指標ではありません。
【ポイント】
メタボリックシンドロームの診断では、腹囲(内臓脂肪蓄積)が必須項目で、脂質・血圧・血糖のうち2項目以上の異常を伴うものをいいます。
BMI は全身の肥満の程度、腹囲と腹部 CT は内臓脂肪の評価と区別して覚えます。