正答3
解説
正解は3です。
加齢により、臓器の予備能力は全体として低下します。
肝臓や腎臓の機能が低下すると、薬物の代謝や排泄が遅れて、体内に薬が残りやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 加齢に伴いインスリンの分泌や効き目が低下するため、耐糖能は低下します。
高齢者では食後高血糖が起こりやすくなります。
2:× 加齢により腎臓の尿細管の機能が低下し、尿を濃縮する力は低下します。
夜間頻尿や脱水の起こりやすさにつながります。
3:○ 加齢で肝臓の血流量や薬物代謝酵素の働きが低下するため、薬物の代謝は遅延します。
血中濃度が高くなりやすく、副作用が出やすくなります。
4:× 加齢で肺の弾性が低下し、息を吐き切れなくなるため、残気量は増加します。
肺活量は減少します。
【ポイント】
高齢者では、肝機能と腎機能の低下により薬が体内にとどまりやすく、少量から投与を始めることが原則です。
呼吸機能は、肺活量と1秒量が低下し、残気量が増加することを覚えておきます。