正答2
解説
正解は2です。
子宮復古不全とは、分娩後に子宮が妊娠前の大きさに戻る過程が遅れる状態です。
子宮内に遺残物があったり、子宮の筋肉が十分に収縮できなかったりすることが要因になります。
【選択肢別解説】
1:× 胎児発育不全では胎児が小さく、子宮が過度に引き伸ばされることはありません。
子宮復古不全の要因になるのは、多胎や巨大児、羊水過多などによる子宮の過伸展です。
2:○ 卵膜や胎盤の一部が子宮内に残ると、子宮が十分に収縮できず、復古が遅れます。
悪露の増加や感染の原因にもなるため、子宮復古不全の代表的な要因です。
3:× 分娩直後の授乳は乳頭が刺激されてオキシトシンの分泌を促し、子宮収縮を助けます。
子宮復古を促進する行動であり、要因ではありません。
4:× 膀胱炎そのものは子宮復古不全の直接の要因ではありません。
復古を妨げるのは、尿がたまって膀胱が充満し、子宮を押し上げて収縮を妨げることです。
【ポイント】
子宮復古不全の要因は「遺残物、子宮の過伸展、遷延分娩、膀胱・直腸の充満、子宮筋腫、感染、授乳しないこと」などです。
予防には、早期離床、定期的な排尿、授乳の促進、子宮底の輪状マッサージが有効です。