正答4
解説
正解は4です。
骨盤底筋訓練は、尿道を締める骨盤底筋群を鍛える訓練です。
骨盤底筋がゆるんで尿道を閉じる力が弱くなっている尿失禁に、最も効果があります。
その代表が腹圧性尿失禁です。
【選択肢別解説】
1:× 溢流性尿失禁は、前立腺肥大症や神経因性膀胱で尿が出しきれず、膀胱から少しずつあふれ出るものです。
原因は排出障害なので、閉塞の解除や導尿などで対応します。
2:× 機能性尿失禁は、排尿機能は保たれているのに、運動機能の低下や認知症のためにトイレに間に合わないものです。
環境の整備や排泄誘導で対応します。
3:× 切迫性尿失禁は、膀胱が勝手に収縮して強い尿意が急に起こり、間に合わずに漏れるものです。
治療の中心は薬物療法と膀胱訓練で、骨盤底筋訓練は補助的に用いられるにとどまります。
4:○ 腹圧性尿失禁は、咳やくしゃみなどで腹圧がかかったときに漏れるものです。
骨盤底筋の筋力低下が原因なので、骨盤底筋訓練で尿道を締める力を高めることが有効です。
【ポイント】
腹圧性尿失禁は出産経験のある女性や肥満、加齢で起こりやすくなります。
尿失禁の種類ごとに「原因と対応」をセットで整理しておきましょう。