正答3
解説
正解は3です。
骨髄抑制とは、抗癌薬が骨髄の造血細胞を傷害し、血球がつくられにくくなる状態です。
抗癌薬は分裂の盛んな細胞ほど強く障害し、骨髄の造血細胞はその代表です。
【選択肢別解説】
1:× 嘔吐は、抗癌薬が脳の化学受容器引き金帯や消化管を刺激して起こる副作用です。
骨髄抑制によるものではありません。
2:× 脱毛は、分裂の盛んな毛母細胞が障害されて起こる副作用です。
骨髄抑制とは別の機序です。
3:○ 骨髄抑制により白血球・赤血球・血小板が減少します。
白血球減少は感染、赤血球減少は貧血、血小板減少は出血の原因になります。
4:× 神経障害(末梢神経障害)は、ビンカアルカロイド系、プラチナ製剤、タキサン系などが神経を直接障害して起こります。
骨髄抑制によるものではありません。
【ポイント】
骨髄抑制は投与後7〜14日ころに白血球(好中球)が最も低下することが多く、この時期の感染予防が重要です。
手洗い・うがいの指導、発熱の早期発見、出血傾向の観察が看護のポイントになります。