正答3
解説
正解は3です。
ケトン体は、糖を十分に利用できないときに脂肪が分解されてつくられる物質です。
インスリンの作用が不足すると、細胞がブドウ糖を取り込めず、脂肪の分解が進みます。
そのため、糖尿病ではケトン体が増えて尿中に排泄されます。
【選択肢別解説】
1:× 痛風は、尿酸が増えて関節に尿酸塩の結晶がたまる病気です。
尿酸値が上がりますが、ケトン体は陽性になりません。
2:× 肝硬変では、肝機能の低下によりアルブミン低下や黄疸、腹水などがみられます。
尿中ケトン体が陽性になる代表的な疾患ではありません。
3:○ 糖尿病では、インスリン作用の不足により脂肪の分解が亢進し、ケトン体が増えます。
著しく増えると糖尿病ケトアシドーシスとなり、意識障害を起こすことがあります。
4:× ネフローゼ症候群では、大量の蛋白尿と低アルブミン血症、浮腫がみられます。
尿中に出るのは蛋白で、ケトン体ではありません。
【ポイント】
尿ケトン体は、糖尿病のほか、飢餓や激しい嘔吐、極端な糖質制限でも陽性になります。
共通点は「糖が使えず脂肪をエネルギー源にしている状態」です。