正答4
解説
正解は4です。
便の茶色は、胆汁中のビリルビンが腸内で代謝されてできるステルコビリンによる色です。
閉塞性黄疸では、結石や腫瘍などで胆管がふさがり、胆汁が腸に流れなくなります。
そのためステルコビリンができず、便は灰白色になります。
【選択肢別解説】
1:× 赤い便は、大腸や肛門など下部消化管からの出血でみられます。
胆汁の流出障害とは関係がありません。
2:× 黄色の便は、母乳栄養の乳児や下痢のときなどにみられます。
胆汁が腸に届いていることを示し、閉塞性黄疸とは逆の状態です。
3:× 黒色便(タール便)は、胃や十二指腸など上部消化管からの出血でみられます。
血液中のヘモグロビンが胃酸で変化して黒くなるものです。
4:○ 閉塞性黄疸では胆汁が腸に排出されないため、便の色素がつくられず灰白色便になります。
一方、血液中の抱合型ビリルビンが尿に出るため、尿は濃い褐色になります。
【ポイント】
閉塞性黄疸は「灰白色便、褐色尿、皮膚の黄染とかゆみ」をセットで覚えましょう。
胆汁が腸に届かないと脂肪の吸収も悪くなり、脂溶性ビタミンであるビタミンKの不足から出血しやすくなります。