正答3
解説
正解は3です。
Ramsay Hunt(ラムゼイ・ハント)症候群の原因ウイルスを問う問題です。
この症候群は、顔面神経の膝神経節に潜んでいたウイルスが再活性化して起こります。
顔面神経麻痺に加え、耳介や外耳道の帯状疱疹、難聴やめまいなどの内耳症状を伴うのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× アデノウイルスは、咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎などの原因ウイルスです。
ラムゼイ・ハント症候群の原因ではありません。
2:× インフルエンザウイルスは、インフルエンザの原因ウイルスです。
神経節に潜伏して再活性化する性質はありません。
3:○ 正しいです。
水痘帯状疱疹ウイルスは、水痘(みずぼうそう)が治ったあとも神経節に潜伏します。
免疫力が低下したときに顔面神経の膝神経節で再活性化すると、ラムゼイ・ハント症候群を起こします。
4:× 単純ヘルペスウイルスは口唇ヘルペスなどの原因ウイルスです。
顔面神経麻痺のうちBell(ベル)麻痺の主な原因とされていますが、ラムゼイ・ハント症候群の原因ではありません。
【ポイント】
末梢性顔面神経麻痺で最も多いのはベル麻痺で、ラムゼイ・ハント症候群はベル麻痺より回復しにくい傾向があります。
治療には抗ウイルス薬と副腎皮質ステロイドが用いられます。