正答1
解説
正解は1です。
自律神経による眼の調節を問う問題です。
瞳孔の大きさは、交感神経が支配する瞳孔散大筋と、副交感神経が支配する瞳孔括約筋によって調節されています。
【選択肢別解説】
1:○ 正しいです。
交感神経が興奮すると瞳孔散大筋が収縮し、瞳孔が広がります(散瞳)。
緊張や興奮した場面で瞳孔が大きくなるのはこのためです。
2:× 涙腺からの涙の分泌は、主に副交感神経(顔面神経を経由する線維)によって促されます。
交感神経の興奮による反応ではありません。
3:× 明順応は、暗い所から明るい所に出たときに、網膜の視細胞の感度が下がって明るさに慣れる現象です。
自律神経ではなく網膜の働きによるものです。
4:× 対光反射は、光が入ると瞳孔が縮む反射です。
動眼神経に含まれる副交感神経が瞳孔括約筋を収縮させて起こります。
【ポイント】
交感神経は散瞳、副交感神経は縮瞳と覚えます。
対光反射の消失は脳幹の障害や死の判定に用いられる重要な所見です。