A さん(70 歳、男性)は神経因性膀胱のため、膀胱留置カテーテルを挿入し在宅療養を開始することになった。
A さんが行う膀胱留置カテーテルの管理で適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
膀胱留置カテーテルを挿入したまま在宅療養する男性が、自分で行う管理の方法を問う問題です。
尿路感染症の予防と、カテーテルによる皮膚・尿道の損傷予防が管理の要点です。
【選択肢別解説】
1:○ 外出前に蓄尿バッグの尿を捨てておくと、外出中にバッグが満杯になりにくくなります。
満杯のバッグは尿の逆流による感染の原因になるほか、重さでカテーテルが引っ張られます。
外出時の負担も軽くなるため、適切な管理です。
2:× 男性では、カテーテルを下腹部に固定します。
大腿の内側に固定すると陰茎と陰嚢の境目で尿道が屈曲・圧迫され、潰瘍や瘻孔ができる原因になります。
大腿の内側に固定するのは女性の場合です。
3:× 尿は光で変質するものではなく、遮光カバーは不要です。
他人の目を気にする場合にカバーを使うことはありますが、管理上必要なものではありません。
4:× 閉鎖式導尿の考え方では、接続部は不用意に外さないのが原則です。
しかし在宅では、外出時に脚に付ける小型のバッグに替えるなど、手順を守ってつなぎ替える場面があります。
「外さない」と一律に決めることは、Aさんが行う在宅での管理として最も適切とはいえません。
【ポイント】
蓄尿バッグは常に膀胱より低い位置に保ち、床に直接置かないようにします。
十分な水分摂取で尿量を保ち、尿の混濁や発熱があれば訪問看護師や医師に連絡するよう指導します。