正答4
解説
正解は4です。
成人の気道異物の除去を目的とする手技を問う問題です。
窒息のサインを示し、咳ができない意識のある成人には、腹部突き上げ法や背部叩打法を行います。
【選択肢別解説】
1:× 胸骨圧迫は、心停止の患者の血液循環を保つための手技です。
窒息で反応がなくなった場合には心肺蘇生として行いますが、異物除去そのものを目的とする手技ではありません。
2:× 人工呼吸は、肺に空気を送り込む手技です。
気道に異物があると空気が入らず、異物をさらに奥へ押し込むおそれもあります。
3:× 頭部後屈顎先挙上法は、舌根の落ち込みを防いで気道を確保する方法です。
異物を取り除く効果はありません。
4:○ 腹部圧迫法(Heimlich法)は、患者の後ろから上腹部を手前上方に突き上げる方法です。
横隔膜を押し上げて肺内の圧を急に高め、気道の異物を押し出します。
意識のある成人の気道異物除去を目的とする手技です。
【ポイント】
腹部突き上げ法は妊婦や乳児には行わず、妊婦では胸部突き上げ法を用います。
腹部突き上げ法を行った人は、内臓損傷がないか医師の診察を受けるよう勧めます。