正答3
解説
正解は3です。
がん疼痛などに用いるオピオイド鎮痛薬であるモルヒネの副作用を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 出血はモルヒネの代表的な副作用ではありません。
出血傾向に注意が必要なのは、抗凝固薬や抗血小板薬、抗がん薬による血小板減少などです。
2:× 難聴はモルヒネの副作用ではありません。
難聴を起こしやすいのは、アミノグリコシド系抗菌薬やシスプラチンなどです。
3:○ モルヒネは腸管のオピオイド受容体に作用して、腸の蠕動運動と腸液の分泌を抑えます。
そのため便秘はほぼ必発の副作用です。
便秘は使用を続けても耐性ができにくいので、投与開始時から下剤を併用します。
4:× 骨髄抑制は、抗がん薬などでみられる副作用です。
モルヒネでは通常起こりません。
【ポイント】
モルヒネの三大副作用は、便秘、悪心・嘔吐、眠気です。
悪心や眠気には数日で耐性ができますが、便秘には耐性ができにくい点が重要です。
過量投与では呼吸抑制に注意します。