正答3
解説
正解は3です。
多発性骨髄腫は、抗体を産生する形質細胞が腫瘍化して骨髄で増殖する疾患です。
腫瘍化した形質細胞は単一の異常な免疫グロブリン(M蛋白)を大量に産生します。
骨痛や病的骨折、高カルシウム血症、腎障害、貧血などが起こります。
【選択肢別解説】
1:× B細胞は形質細胞のもとになる細胞ですが、多発性骨髄腫で腫瘍化しているのは分化した形質細胞です。
2:× T細胞は細胞性免疫を担うリンパ球です。
多発性骨髄腫の腫瘍細胞ではありません。
3:○ 多発性骨髄腫では形質細胞が腫瘍化しています。
M蛋白の産生や骨の破壊が病態の中心です。
4:× 造血幹細胞は血液細胞全体のもとになる細胞です。
多発性骨髄腫で腫瘍化している細胞ではありません。
【ポイント】
尿中に出る免疫グロブリンの軽鎖をBence Jones(ベンス・ジョーンズ)蛋白といいます。
高齢者に多く、頭蓋骨のX線写真で打ち抜き像がみられます。