正答5
解説
正解は5です。
母乳は栄養価が高く免疫物質も含みますが、ビタミンKの含有量が少ないことが知られています。
また新生児は腸内細菌によるビタミンK産生が少なく、胎盤を通る量もわずかです。
そのため母乳栄養児はビタミンK欠乏による出血を起こしやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンAは母乳に比較的多く含まれ、母乳栄養児で不足しやすいビタミンではありません。
2:× ビタミンB群は母親の食事が適切であれば母乳から供給され、特に不足しやすいとはいえません。
3:× ビタミンCは母乳に含まれており、母乳栄養児で不足しやすいビタミンではありません。
4:× ビタミンEは初乳に多く含まれ、不足しやすいビタミンではありません。
5:○ ビタミンKは母乳中の含有量が少なく、母乳栄養児に不足しやすいです。
欠乏すると新生児メレナや頭蓋内出血の原因になります。
【ポイント】
予防のため、出生後や1か月健診時などにビタミンK2シロップを内服させます。
ビタミンKは血液凝固因子(Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ)の合成に必要です。