骨格筋の細胞膜には( )に対する受容体がある。
自己抗体がこの受容体の働きを阻害すると骨格筋は収縮できなくなる。
( )に入る神経伝達物質として正しいのはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
神経筋接合部では、運動神経の末端からアセチルコリンが放出されます。
アセチルコリンが骨格筋の細胞膜にあるニコチン性アセチルコリン受容体に結合すると、筋が収縮します。
この受容体に対する自己抗体が働きを妨げる病気が重症筋無力症です。
【選択肢別解説】
1:○ 骨格筋の細胞膜にはアセチルコリン受容体があります。
自己抗体がこれを阻害すると、神経からの信号が伝わらず筋力低下が起こります(重症筋無力症)。
2:× アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモンです。
骨格筋を収縮させる神経伝達物質ではありません。
3:× ドパミンは主に中枢神経で働く神経伝達物質です。
欠乏するとパーキンソン病の症状が出ます。
4:× ノルアドレナリンは交感神経の節後線維から放出されます。
骨格筋の収縮には関わりません。
【ポイント】
重症筋無力症は眼瞼下垂や複視で始まることが多く、夕方に症状が強くなる日内変動が特徴です。
治療薬にはアセチルコリンの分解を抑えるコリンエステラーゼ阻害薬があります。