正答2
解説
正解は2です。
Alzheimer〈アルツハイマー〉病は、認知症の原因として最も多い神経変性疾患です。
病理変化、初期症状、画像所見の特徴が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 高血圧症を基礎疾患とすることが多いのは血管性認知症です。
Alzheimer病は脳血管障害ではなく、神経細胞の変性によって起こります。
2:○ アミロイドβタンパクが蓄積します。
アミロイドβは脳に沈着して老人斑をつくり、神経細胞内にはタウタンパクによる神経原線維変化が生じます。
これらが神経細胞死につながります。
3:× 初期から記銘力障害がみられます。
新しいことを覚えられない近時記憶の障害が、最も早く現れる症状です。
4:× MRIで特徴的なのは前頭葉の萎縮ではありません。
海馬を含む側頭葉内側部の萎縮が特徴です。
前頭葉の萎縮が目立つのは前頭側頭型認知症です。
5:× 頭頂葉の血流は増加ではなく低下します。
脳血流シンチグラフィでは、頭頂葉や後部帯状回の血流低下が早期からみられます。
【ポイント】
Alzheimer病は「アミロイドβ・老人斑・海馬萎縮・頭頂葉の血流低下・近時記憶障害」で整理します。
前頭側頭型認知症(前頭葉)、Lewy小体型認知症(後頭葉の血流低下・幻視)との対比が頻出です。