正答5
解説
正解は5です。
舌癌は口腔癌の中で最も多い癌です。
発症頻度、好発年齢、好発部位、組織型の特徴を押さえておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 癌全体に占める割合は約10%ではありません。
口腔癌全体でも全癌の1〜2%程度とされ、舌癌はさらにその一部です。
2:× 20歳代に多いわけではありません。
舌癌は50〜60歳代以降に多く、喫煙・飲酒・不適合な義歯による慢性刺激が危険因子です。
3:× 好発部位は舌尖ではありません。
舌癌の多くは舌の側縁(舌縁)に発生します。
歯や義歯による慢性的な機械的刺激を受けやすいためと考えられています。
4:× 舌癌は浸潤を起こします。
悪性腫瘍なので周囲の組織へ浸潤し、頸部リンパ節にも転移しやすいのが特徴です。
5:○ 組織型は扁平上皮癌が大多数を占めます。
舌の表面は重層扁平上皮で覆われているため、そこから発生する扁平上皮癌が多くなります。
【ポイント】
舌癌は「中高年・舌縁・扁平上皮癌・頸部リンパ節転移」をセットで覚えます。
白板症は舌癌の前癌病変として重要です。