A さん(24 歳、男性)は急性虫垂炎の術後1日で、ベッド上で仰臥位になり右前腕から点滴静脈内注射が行われている。
acute appendicitis
A さんは左利きである。
病室外のトイレまで A さんが移動するための適切な療養環境はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
Aさんは右前腕に点滴を受けており、術後1日で初めて病室外のトイレまで歩く場面です。
点滴ルートを引っ張らず、転倒せずに起き上がれる環境を整えることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 点滴は右前腕にあるため、ルートが体の上を横切らない右側から降りるのが安全です。
履物は降りる側である右手側に置きます。
2:× ベッド柵を右手側に設置すると、降りる側がふさがれ、離床の妨げになります。
柵は降りない左手側に設置して転落を防ぎます。
3:× 輸液スタンドを左手側に置くと、ルートが体の上を横切り、起き上がるときに引っ張られて抜ける危険があります。
点滴をしている右手側に置きます。
4:○ 端座位で足底が床につく高さにすると、両足で体重を支えて安定して立ち上がれます。
術後の創痛やふらつきがあっても転倒しにくくなります。
【ポイント】
術後初回の歩行では、起立性低血圧に注意し、端座位で状態を確かめてから立ち上がります。
点滴中の離床では、ルートの長さと位置、スタンドの位置を事前に確認します。