正答2
解説
正解は2です。
咳嗽や喀痰のある患者に対して、痰を出しやすくするための援助を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 水分は制限するのではなく、十分に摂取を促します。
水分が不足すると痰が粘って硬くなり、出しにくくなるためです。
心不全など水分制限が必要な病気がない場合は、積極的に水分をとってもらいます。
2:○ 体位ドレナージを行うのは適切です。
痰がたまっている肺の部位を高くし、重力を利用して痰を太い気管支へ移動させます。
これにより痰を出しやすくします。
3:× 胸式深呼吸ではなく、腹式呼吸を促します。
腹式呼吸は横隔膜を大きく動かすため、少ない労力で換気量を増やせます。
肺の奥まで空気を入れて痰を出しやすくします。
4:× 室内の湿度は低くするのではなく、適度に保ちます(おおむね50〜60 %)。
乾燥すると気道の粘膜が乾き、痰が粘って出しにくくなるためです。
【ポイント】
排痰を助ける方法には、水分摂取、加湿、体位ドレナージ、腹式呼吸、効果的な咳(ハフィング)、吸入などがあります。
痰の量・色・粘り気を観察し、感染の徴候を見逃さないようにします。