正答3
解説
正解は3です。
創傷の治癒過程は、止血期、炎症期、増殖期、成熟期(再構築期)の順に進みます。
上皮化がどの段階で進むかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 止血期は、受傷直後に血小板が集まり、血液が凝固して出血を止める段階です。
上皮化が進む段階ではありません。
2:× 炎症期は、好中球やマクロファージが集まり、細菌や壊死組織を取り除く段階です。
上皮化はまだ本格的には進みません。
3:○ 増殖期は、線維芽細胞がコラーゲンを産生して肉芽組織が形成される段階です。
肉芽で創が埋まると、創の縁から表皮の細胞が伸びて上皮化が進み、創が閉じていきます。
4:× 成熟期は、創が閉じた後にコラーゲン線維が再構築され、瘢痕が強くなっていく段階です。
上皮化はすでにほぼ完了しています。
【ポイント】
増殖期の良好な肉芽は、鮮やかな赤色で表面が細かい粒状に見えます。
湿潤環境を保つと上皮細胞が移動しやすく、治癒が早まります。
これを湿潤療法の考え方といいます。