正答4
解説
正解は4です。
胸腔ドレーンによる持続吸引の管理を問う問題です。
胸腔内は陰圧であり、空気や排液を逆流させないことが管理の基本です。
【選択肢別解説】
1:× ドレーンバッグはドレーン挿入部より高くするのではなく、低い位置に置きます。
高くすると、排液が胸腔内に逆流するおそれがあるためです。
2:× 水封室の液面が呼吸に伴って上下するのは、ドレーンが正常に機能しているしるしです。
これを呼吸性移動といいます。
ドレーンの閉塞を疑うのは、呼吸性移動がみられなくなったときです。
3:× 吸引圧は看護師ではなく、医師が決定します。
看護師は、指示どおりの吸引圧が保たれているかを確認します。
4:○ ドレーンバッグの交換時には、ドレーン鉗子(コッヘル)2本でドレーンをクランプします。
2本で確実に遮断することで、交換中に胸腔内へ空気が入って気胸を起こすのを防げます。
【ポイント】
水封室で気泡が出続ける場合(エアリーク)は、肺からの空気の漏れや、接続部のゆるみを疑います。
胸腔ドレーンでは、排液の量・性状、呼吸性移動、エアリークの有無を継続して観察します。