正答4
解説
正解は4です。
グリセリン浣腸は、腸管を傷つけず安全に行うための体位・温度・挿入の長さ・注入速度が決まっています。
【選択肢別解説】
1:× 体位は右側臥位ではなく左側臥位とします。
直腸からS状結腸、下行結腸の走行に沿って、浣腸液が流れ込みやすくなるためです。
2:× 浣腸液の温度は30℃ではなく、40℃前後とします。
低すぎると腸管が急に収縮して腹痛や寒気を起こし、高すぎると粘膜を傷つけます。
3:× カテーテルの挿入の長さは8cmではなく、成人で5cm程度とします。
深く入れすぎると直腸の壁を傷つけ、穿孔を起こす危険があります。
4:○ 浣腸液の注入速度は3秒間で10mL程度が目安です。
急速に注入すると腸管が強く刺激されて、すぐに排便反射が起こり効果が不十分になります。
【ポイント】
立位での浣腸は、カテーテルの先端が直腸の前壁に当たって穿孔を起こす危険があるため行いません。
注入後は3〜5分程度がまんしてもらってから排便を促します。