正答3
解説
正解は3です。
胃がんの転移の特徴と名称、進行がんの分類、手術の再建法を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 早期胃がんでは、リンパ節転移や血行性転移は少ないです。
早期胃がんはがんが粘膜または粘膜下層にとどまるもので、転移の頻度は進行がんよりも低く、内視鏡治療の対象になることもあります。
2:× 左鎖骨上窩リンパ節への転移はシュニッツラー転移ではなく、ウィルヒョウ転移です。
シュニッツラー転移は、腹膜播種によってダグラス窩に転移したものをいいます。
3:○ 進行胃がんは、肉眼的な形態によってボールマン分類で分けられます。
1型(腫瘤型)、2型(潰瘍限局型)、3型(潰瘍浸潤型)、4型(びまん浸潤型)に分類されます。
4:× ビルロートⅠ法とⅡ法は、胃全摘術ではなく幽門側胃切除術の再建法です。
胃全摘術の再建には、主にルーワイ(Roux-en-Y)法が用いられます。
【ポイント】
胃がんの転移は、ウィルヒョウ転移(左鎖骨上窩リンパ節)、シュニッツラー転移(ダグラス窩)、クルーケンベルグ腫瘍(卵巣)を対で覚えます。
4型のびまん浸潤型はスキルス胃がんとも呼ばれ、予後が悪いです。