正答1
解説
正解は1です。
終末期の患者が抱える苦痛の種類と、患者や家族への看護を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 終末期の患者には、スピリチュアルペイン(霊的苦痛)があります。
自分の存在や生きる意味が失われることから生じる苦痛で、「生きている意味がない」などの言葉として現れます。
2:× ボランティアや宗教などの社会資源の紹介は必要です。
患者や家族が望む場合は、宗教家やボランティアなどの支援を活用し、心の安らぎにつなげます。
3:× 看護師は家族の予期的悲嘆に関わることができます。
予期的悲嘆とは、死別の前から生じる悲しみで、看護師は家族の思いを傾聴し、悲嘆の過程を支えます。
4:× 不眠を訴えたときに、すぐに睡眠剤を投与するのは適切ではありません。
まず痛みや不安など不眠の原因をアセスメントし、原因への対応や環境の調整を行ったうえで、必要に応じて薬物を用います。
【ポイント】
終末期の苦痛は、身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛からなる全人的苦痛としてとらえます。
家族も看護の対象であり、死別後の悲嘆へのケアも含まれます。