正答2
解説
正解は2です。
代表的な消化器疾患で、どの栄養素を控えるべきかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 胃潰瘍では、胃酸分泌を促進する食事は避けます。
香辛料やカフェイン、アルコール、濃い味付けなどは胃酸分泌を促し、潰瘍を悪化させるためです。
2:○ 炎症性腸疾患では低脂肪食が基本です。
脂肪は腸管を刺激して下痢や腹痛を悪化させやすく、特にクローン病では低脂肪・低残渣の食事が勧められます。
3:× 肝性脳症を伴う肝硬変では、高たんぱく食ではなくたんぱく質を制限します。
たんぱく質の分解で生じるアンモニアが肝臓で処理されず、脳症を悪化させるためです。
4:× 急性膵炎の回復期に制限するのは炭水化物ではなく脂肪です。
脂肪は膵液の分泌を強く促すため、回復期は炭水化物を中心とした低脂肪食から始めます。
【ポイント】
膵炎と炎症性腸疾患は脂肪制限、肝性脳症はたんぱく質制限と、疾患ごとに制限する栄養素を整理します。
肝性脳症では分岐鎖アミノ酸(BCAA)製剤を併用することもあります。