正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
精神科では、知能、人格、認知機能、脳の電気活動などを評価するため、さまざまな検査を目的に応じて使い分けます。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
ウェクスラー成人知能検査(WAIS)は、16歳以上の知能を測る代表的な検査です。
言語理解やワーキングメモリーなどの指標と、全体の知能指数(IQ)を算出します。
2:○ 誤った記述として選ぶ肢です。
内田-クレペリン精神作業検査は、1桁の数字の足し算を一定時間続けさせ、作業量の変化(作業曲線)を調べる作業検査です。
作業の能率や性格・行動の傾向を推定するもので、性格を診断するための検査とはいえません。
3:× 正しい記述です。
改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)は、年齢、見当識、記憶などを問う30点満点の検査です。
20点以下で認知症が疑われ、認知症のスクリーニングに用いられます。
4:× 正しい記述です。
脳波検査は脳の電気的な活動を記録する検査で、てんかんでは発作波(棘波など)がみられます。
てんかんの診断や病型の分類、治療効果の評価に用いられます。
【ポイント】
人格検査には、質問紙法(矢田部・ギルフォード性格検査など)、投影法(ロールシャッハテストなど)、作業検査法(内田-クレペリン検査)があります。
WAISは成人、WISCは児童の知能検査と区別しましょう。