正答1
解説
正解は1です。
せん妄は、身体疾患や手術、薬剤などをきっかけに急に起こる、一時的な脳の機能不全です。
その本態は、軽い意識の混濁に、幻覚や興奮などが加わった意識の障害です。
【選択肢別解説】
1:○ せん妄の本態は意識の障害です。
意識が軽く曇った状態で、注意を保てず、時間や場所がわからなくなり、症状が1日のうちで変動します。
2:× 思考がまとまらなくなることはありますが、それは意識の障害の結果として現れる症状です。
思考の障害そのものが本態なのではありません。
思考の障害を主とするのは統合失調症などです。
3:× せん妄では幻視などの知覚の異常が現れることがありますが、意識の障害に伴う症状です。
知覚の障害が本態なのではありません。
4:× 知的機能の障害が本態となるのは、認知症や知的障害です。
せん妄は原因を取り除けば回復しうる点で、認知症と区別されます。
【ポイント】
せん妄は「急に起こる」「意識の障害」「夕方から夜間に悪化しやすい」「回復しうる」が特徴です。
高齢者、手術後、脱水、感染症、薬剤の使用が誘因になりやすいことも覚えておきましょう。