正答4
解説
正解は4です。
胃がんの動向、進展様式、治療、術後合併症を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 胃がんによる死亡率は、増加傾向ではなく減少傾向にあります。
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染率の低下や、検診による早期発見・治療の進歩などが理由と考えられています。
2:× 腹膜播種は、早期ではなく進行してから起こります。
がんが胃壁を深く貫いて表面に出た後、がん細胞が腹腔内に散らばって起こるためです。
3:× 内視鏡的切除は、進行がんではなく早期がんに適応されます。
リンパ節転移の可能性がきわめて低い、粘膜内にとどまる早期がんが主な対象です。
4:○ 胃切除後の合併症に、ダンピング症候群があります。
胃の貯留機能が失われ、食物が急に小腸に流れ込むために起こります。
食後30分以内に動悸や冷汗、めまいが起こる早期ダンピングと、食後2〜3時間に低血糖症状が起こる後期ダンピングがあります。
【ポイント】
ダンピング症候群の予防には、少量ずつ回数を分けて、ゆっくりよくかんで食べるよう指導します。
後期ダンピングの低血糖症状には、あめなどの糖分を補給します。