正答1
解説
正解は1です。
血液透析を受けている患者の内シャント(動静脈を直接つないだ血管)の管理を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ シャント側で重いものを持たないように説明します。
重い荷物でシャント部が圧迫されたり、血管に負担がかかったりすると、血流が滞ってシャントが閉塞するおそれがあるためです。
腕時計やきつい衣服で締めつけないことも合わせて指導します。
2:× 血圧測定はシャント側では行いません。
マンシェットで圧迫すると血流が途絶え、シャントが閉塞する原因になるためです。
血圧測定はシャントのない側の腕で行います。
3:× 点滴にシャントは使用しません。
シャント血管に針を刺すと、血管を傷つけたり感染や閉塞を起こしたりするおそれがあるためです。
シャントは透析のための大切な血管として保護します。
4:× 狭窄や閉塞の兆候は、シャント音で確認できます。
聴診器を当てると「ザーザー」という連続した血流音が聞こえ、これが弱まったり途切れたりすると狭窄や閉塞が疑われます。
触れたときの振動(スリル)の変化も手がかりになります。
【ポイント】
シャント側の腕では、血圧測定、採血、点滴、締めつけ、重い物を持つことを避けます。
患者自身が毎日シャント音やスリルを確認する習慣をつけるよう指導します。